力作! 世界の住みやすい都市ランキング4年分
以前、『世界で最も住みやすい都市ランキング』というエントリーで、世界一住みやすい都市の話を書いたことがある。そこでとりあげた、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング社が、2008年度版の住みやすさランキングを発表していた。
■参考リンク
マーサー『2008年世界生活環境調査』の結果を発表
なお、マーサー社のランキングの特徴は以下の通り。
■1
ニューヨーク市の生活環境水準を100ポイントとして、215都市のポイントを算出
■2
査定項目は39。ただし、項目別に重みづけがされているかは不明。
■3
正確には「住みやすさ」のランキングではない。政府や民間企業が、従業員を海外に派遣する際の「ハードシップ手当」を決める際の参考として使う資料である。ポイントの低いエリアに派遣する際は、ハードシップ手当も相当な金額になるのだと思われる。
で、2008年度版のサマリーを見ながら思った。2008年だけじゃなく、215全都市の近年の推移が見てみたい!
ところが、マーサー社がニュースリリースに載せているのはトップ50位まで。Yahoo!とか、いくつかのメディアが「世界一住みやすい都市の2008年版が出ました」というニュースをとりあげていて、少しデータを載せていたが、載せているデータは世界のトップ10と東京、大阪とかだったりする。それじゃ全然足りない。
で、試しに海外のサイトをのぞいてみた。そのときはUAEのニュースサイトだったのだが、UAEだと、世界のトップ10とドバイ、アブダビを載せてたりする。
要するにどの国の人も、トップ10と自分の国の都市くらいしか興味がないというわけだが、ということは世界各国のニュースサイトをシラミつぶしに見ていけば、全都市のランキングが作れるかもしれない!
というわけでネットで全世界のサイトを検索し、英語やスペイン語、フランス語、イタリア語などの翻訳サイトを駆使し、2005年から2008年まで、4年分のデータをゲットした。
ぶっちゃけめちゃくちゃ大変だった。。おそらく、世界を探してもここまで詳細なデータ載せてる人はいないと思うね。他にやることないのかよって感じで大変恥ずかしい限りなのだが、せっかく作ったので興味がある人は以下のリンクをクリックされたし。画像で一覧が開きます。
2005-2008の住みやすさランキング
※なお、データを見つけられなかったところは空欄になっています
この、4年分のランキングをまとめる過程で気がついた点はこんな感じ。
■1
ニューヨーク(100点)との相対評価というのがこのランキングの特徴。だから、4年連続で1位だけどいつも108点近辺のチューリッヒは、見方を変えれば進歩してない(or 進歩の度合がニューヨークと同じ)とも言える。
■2
一方で、41位のミラノ、44位の大阪、リスボン、シカゴとかはこの4年間どんどんポイントを上げ続けている。その方が、よっぽどすごいんじゃなかろうか。
■3
逆に、ポイントを下げ続けている119位のサンパウロ、156位のサンタクルスとかは結構マズいんじゃなかろうか。
■4
ワースト10に3都市が入っているコンゴって本当に危ないんだろうな。。
ちなみに2008年だと東京は35位で、大阪は44位。駐在員のハードシップ手当の算出時に使えるという名目のランキングだから、マーサー社の理屈で言えば、東京在住の人が大阪に単身赴任を命ぜられたら、勤務先に対して「ハードシップ手当」を要求できる可能性があるというわけである(笑)。
というわけで、作るのは大変だったけど、4年分並べてみるといろいろ見えてきておもしろいね。もしデータを見つけることができれば、空欄になっているところも埋めていきたいと思う。
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