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悲哀のゲイ・レズビアン祭

本日2度目のアップだが、情報が古くならないうちに。
今回は、ゲイやレズビアンの人にとっては理解に苦しむ部分があるかもしれませんが、ノンケの人間の一意見と受け取っていただけると幸いです。

はてさて、現在シドニーでは「Mardi Gras(マルディ・グラ)」という、ゲイ・レズビアンを主役としたフェスティバルが開催中だ。今月上旬から始まり、1ヶ月間ほどシドニー市内の各地で、連日さまざまなイベントが催される。シドニーに来てからゲイとゆかりの深い(笑)自分も、ビクトリアパークというところで行われた「a fair day」というイベントへ遊びに行ってきた。

会場では露店が軒を連ねており、遠くから一見すると日本で見られるお祭りと大差がない。ただ近づいてみると、売っているのはかき氷やワタ飴ではなく、男用の尻丸見え超セクシー下着だったりするわけで、そのあたりは当たり前ながら大分違う(もちろん普通の露店もあるけれど)。でまあ、他の大部分の人と同じく、自分もキワモノ見たさで行ったのだが、実はある催しを見てすさまじく感動してしまったのである。

それは特設ステージで行われた、合唱団によるただの合唱だ。一つ違うのは、壇上にいる人たちが皆同性愛の人たちということ。ただ、見た目は本当に普通のオジサンとオバサンたちだ。というか、意外なほど普通なのである。

仮に似たようなイベントが日本で行われたら、おすぎとピー子とか日出郎(懐かしい)とか、要するにキャラが濃い人じゃないと社会的な目を気にして出てきにくいと思うのだが、ここシドニーでは、普通の人でも臆せず表に出てきている。というか、それができるだけシドニー社会の懐が深いとも言える。で、彼ら彼女らが合唱しているのをずーっと聞いていたら、彼らは同性が好きで、自分は異性が好きというだけであり、他に何にも特別な違いはないんだなあというのを、心から理解してしまったのである。ちなみにマルディ・グラは、そういうことを世間に訴える祭典である。

そういえば、今年のマルディ・グラは予算や各種のトラブルにより危機を迎えた時期があり、なんとか開催したとも聞いている。宣伝用ポスターには過激なものもあるわけだが、世間の関心を集めるために、そういったキワモノ的部分を前面に出していかないといけない背景も少なからずあったんだと思う。考えすぎかも知れないが、もしそうだとしたら、マルディ・グラは、ドラッグクイーンの華やかさの裏にものすごい悲哀を秘めたイベントである。

というわけで、珍しいもの見たさで軽く遊びに行ったつもりが、ものすごくいろいろなことを考えさせられてしまった。

まあ普通に行ってもおもしろいと思うので、機会のある人は一度どれかのイベントに足を運んでみることをオススメします。

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「青春のシドニー編」カテゴリの記事

コメント

「彼らは同性が好きで、自分は異性が好き」
本当にその通り、それだけの違いなんですよね。シドニーのレストランでお隣に座った男性4人組も、クルーズで一緒になった女性グループも、そのまま男女に置き換えれば日本でもよく見る光景で、普通の恋人同士となんら変わりない。
社会的には許容されないとかいろいろありますけど
好きな人がいる、ということが一番大事なのではと思います。
うまく言えませんが・・・・・

投稿: きゃろ | 2004.03.06 10:15

コメントありがとうございます。まあ賛否両論はいろいろありましょうが、とにかくこちらでは日本に比べると同性愛の人たちがのびのび暮らしてます。ちなみに、3月6日に行われたパレードにも行ってきたのですが、そちらは感動するどころの騒ぎではなく、とにかく大雨で死ぬかと思いました(涙)。

投稿: june | 2004.03.15 15:23

オーストラリアはゲイにとっては住みやすい国だと聞いています。atm

綺麗なビーチや大自然と多くの観光名所も魅力的ですね。two

投稿: 台湾人 | 2009.02.25 22:25

> 台湾人さん

コメントありがとうございます。
返事が数ヶ月も遅れてしまった……。大変申し訳ないです。

> オーストラリアはゲイにとっては住みやすい国だと聞いています。

そうですね。多分当事者の方にとっては、日本と比較するとずっと住みやすいと思います。説明が難しいですが、オーストラリアのゲイカルチャーはなんというか、人間の性格の類型の一つとして、広く一般に浸透している印象を持ちましたね。

投稿: june | 2009.07.21 16:34

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