エアーズ・ロックが入山禁止になるかも
エアーズ・ロックが2011年10月から入山禁止になるかもしれないらしい。やっぱり、アボリジニ的には、観光客が登っていることは腹に据えかねることだったようだ。
■参考リンク
世界遺産のエアーズロック入山禁止へ…豪当局(読売新聞)
エアーズ・ロック登山(登岩?)経験者として言わせてもらえれば、エアーズ・ロックはぶっちゃけ遠くから眺めた方がきれいであり(フランスのモン・サン・ミッシェルと一緒)登山の可否が観光地としての価値を左右することはないと思う。
登山マニアの人には残念かもしれないけど、多くの一般の人は「登っていいなら登っとくけど、ダメなら別にいいや」くらいの意識の人ばかりなのではないだろうか。
ところでエアーズ・ロックとは何か?
エアーズ・ロックはオーストラリア大陸のほぼ中心に位置する、超巨大な一枚岩である。アボリジニ語ではウルルと呼ばれる(実際の発音は「ウルルー」みたいな感じで最後のルーで音が上がる)。
オーストラリア屈指の観光スポットであり、オーストラリア原住民であるアボリジニの聖地として広く知られている。当ブログでもエアーズ・ロックに行った時に観光記を書いているので興味のある方は参照してほしい。
■参考リンク
エアーズロック観光記その1
エアーズロック観光記その2
観光の実態
エアーズ・ロックはアボリジニの聖地である点を考慮し、登山するか否かは建前上、観光者の意思にまかされていた。具体的には、登る前にツアーガイドからガイダンスを受けたのち
(1)エアーズ・ロック登山
(2)エアーズ・ロックのふもとの散歩
のどちらかを選択する。
日本人は自分もそうだったが、登山を選択する人がほとんどだった。おそらく、日本人は宗教に慣れておらず、説明を受けても、その重要性を自分のことに置き換えて理解することが難しいのが理由ではないかと思う。
一方、アメリカやカナダ、イギリスからの観光客は半分くらいの人がアボリジニの意思を尊重し、登っていなかった。正直これには驚いた。
ちなみに、エアーズ・ロックのツアー後、同じツアーに参加していた人に「日本人のツアー客はなぜみんなエアーズ・ロックに登るのか」と聞かれた。
さすがに「せっかく来たのに登らないなんてもったいないから」とは言えず(笑)「山を登り頂上へ行くことは、困難を乗り越えて何かを成し遂げることと似ている。日本人は国民性から、そういう苦労の末の達成みたいなことが好きなのだと思う」と答え、その場を切り抜けたが、なんか間違ってるような気もするね。。
結局どうすればいいのか
冒頭に述べた通り、登れるか否かは結局のところエアーズ・ロック観光の価値をあんまり左右しないと思うので、何もしなくていいと思います。一方、エアーズ・ロックに登ることに価値を感じる人は、今のうちに行っておくといいのではないでしょうか。(なんだか身も蓋もない結論になってしまった)
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